浜松大学セグウェイラボ
設立趣旨
コードネーム「Ginger」として、全世界の関心を集めた謎の発明も、2001年3月にベールを脱いだ。「Segway」(セグウェイ)という名称で発表された謎の発明は、何てことはない「電動式立ち乗り2輪車」であった。
しかし、「Segway」は、それまでの「乗り物」の発想とは根本的に異なっていた。なぜなら「Segway」には、加速装置も制動装置も無いからである。わずかな体重移動だけで、前後に移動し、さらに2輪でありながら、その特殊な機能により、転倒することもないというこの『未来の乗り物』は、発表以来、各方面で話題となった。
2003年より、日本にも輸入・販売されることとなったが、日本では法律の制約から、公道を走ることが許されない。そのため、せっかくの『未来の乗り物』も、普及の糸口すら見えない状況にある。
そこで我々は、「浜松大学セグウェイラボ」を設立し、未来の乗り物「Segway」が、広く日本に普及・定着するための要因を研究する。
研究は、浜松市都田町にある浜松大学キャンパス内で、学生および教職員が、日常的に利用しながら、Segwayの商業的利用価値、社会福祉的利用価値、健康増進的利用価値など、社会普及のための要因を研究する。また同時に、現行関係法規の問題点と、普及上の阻害要因についても研究し、Segway自体の機能改善および法改正等についても提言を行う。
さらに、セグウェイの試乗機会は、学内関係者だけでなく、学園に訪れるさまざまな人々、そして、都田周辺住民にも広く設け、さまざまな年齢層の意識を把握する予定である。
また、現在日本中で、セグウェイを所有しながら、乗る場所が無いために、この宝物を眠らせざるをえない人達を、広くネットワークし、相互に情報交換できる場も提供できればと考えている。
思えば、浜松は、世界的にも有名な2輪車メーカーを3社も輩出した、稀有な街である。その街に、「未来の2輪車」を研究する機関を設置するのも、何かの偶然ではないだろう。浜松が、ガソリンを用いた2輪車で発展してきた街であるなら、21世紀には、環境保護の観点からも電気で稼働する2輪車で、さらなる発展を目指すべきとも思われる。
今はまだ、さまざまな障害から、日本での普及の道が閉ざされている「Segway」であるが、当研究が、その普及・発展の礎となれば幸いである。
2004年6月18日
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