サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズが、ついに714本目のホームラン。
あーだこーだと言われておりますが、ルースと比較したこの記録を見ると、何といっても抜群なのは「盗塁数」。
問題となっている薬物疑惑は、どちらかといえば「パワー系」を強化するイメージだと思いますが、だったら、通算盗塁数が500を超えるなんてことできませんよねぇ・・・。
と思いつつ、つい気になって、ホームランと盗塁の記録を、年度ごとにグラフにしてみました。
(これぞデータアナリスト!(゚∀゚))
是非、グラフを拡大して見ていただきたいのですが、ボンズは、2000年頃から「疑惑」をささやかれています。
「身体が急に大きくなった」と。
で、その翌年に73本という空前のホームラン記録を作り、疑惑もますますヒートアップしてきたのですが、こうしてみると異常なのは、その1年だけで、2002年からは、「疑惑前」とたいして変わらない本塁打数です。
たしかに73本という本塁打数は驚異的で、ちょっと怪しいけど、それでも、彼の実力なら、「たった2年分程度」。
1年分余計に本塁打数を稼ぐために、ステロイドなんてやる意味があるのでしょうか?
彼がやっていないにせよ、やったにせよ、こうして成績を見ると、虚しくなってきますね。
ルースに並ばなくても、73本なんて空前の記録を作らなくても、「500本&500盗塁」だけで十分伝説の域に達していると思うのですが・・・。
それでも何とかしてもっと記録を伸ばしたいと思うのは、人間の哀しい性でしょうか。
プロゴルファーも、1勝すると、スイングをイジって、かえってバランスを崩し、成績が下降したりします。
それは、端から見ているほど、自分は、己のスイングを完璧だと思っていないことの裏返し。
マジメなゴルファーほど、完璧を求めるのだから、始末が悪い。
ボンズが果たしてどうなのか。
それはこれから明らかにされるのでしょうが、500&500の価値だけは認めたいと思います。
だって、イチローと松井を足して2で割らずに、そのまま合体させたようなものなのですからね。
そう考えれば、ボンズの偉大さが実感できるでしょう。
野球ファンなら、そして記録マニア、データマニアなら、かつてのシューレス・ジョーに投げかけられた少年の言葉を、ボンズにも言いたいことでしょうね。
「ウソだと言ってよ、ボンズ!」


・...『バリー・ボンズの価値』