TMtown TOPへ 自称日本一の更新頻度「東京ユビキタス放浪記」

先週はお休みして申し訳ございませんでした。<(_ _)>
実は、ネタを「政治ネタ」にしようかと思って、少し書いていたんですが、途中でイヤになってやめちゃいました。
休みでしたしね。(^-^;)
書きたかったことは、要するに
「49歳のジジイが幹事長になって、喜んでいる場合か?」
「ケネディって43歳だっだんだよ」
「何、『人事の天才』って?」
「『派閥政治の天才』って言い換えたら?」
「自作自演の政治劇は、もうたくさん」
みたいなことです。
ちょうど今週の「日経ビジネス」に、小沢一郎のインタビューが載ってます。
小沢さんの言うように、自民党が「旧勢力」と、安倍さんを中心とした(?)「新勢力」に分裂して、「新自民党」ができて、「新民主党」と対決する構図に早くなって欲しいですね。
我々「若者」が望むのは唯一つ、薄汚れた派閥主義の政治家が消えていなくなることだから。
もっともその前に、我々ももっと投票率を上げなきゃ、恥ずかしいんですけどね。
「あの国」なんて、投票率100%なんでしょ?
まあ、それはそれで空恐ろしいことだけど、国連で「総選挙の投票率が60%程度の国が、偉そうなこと言うな!」ってツッコまれたら、国際的に恥ずかしいよなぁ…。
汗顔の至りですって感じですな。
皆さん、11月9日は、ちゃんと投票には行きましょうね。
ということで、本題に入ります。
9月のあたまくらいから、新しいCMが流されるようになりました。
そのうちのいくつかを、今週と次週に渡って、考えてみたいと思います。
1.缶コーヒーの革命前夜か?
この秋、缶コーヒー各社のCMが、ガラッと変わりました。
最近オンエアになったものでは、キリン「ファイア」が、キムタクから、宇崎竜堂・岩城滉一・世良正則の3人のオジサンに変更。
サントリー「ボス」は、一足先に、8月くらいから(?)、それまでの浜崎あゆみ単独から、原田芳雄・叶姉妹・曙親方を加えてた豪華メンバーになってます。
(今回キャプチャしたのは、最新の原田芳雄との対決篇)
今回キャプチャはできませんでしたが、ご存じの通り、コカコーラ「ジョージア」も、米倉涼子・矢田亜希子・佐藤江梨子という、旬な(でもちょっとビミョーな)女性タレントを一挙に3人同時起用しています。
缶コーヒー有力3社であるキリン、サントリー、コカコーラが、同時にこのような「豪華メンバーCM」を作成したことは、なぜなのでしょうか?
缶コーヒーは、かつて「プレミアグッズ戦争」が激しく起こっていました。
「ボスジャン」に端を発して、「やすらぎ〜」とか、これでもかというほどのプレミアグッズが作成され、プレゼントされてきました。
ボスジャンへの応募数が300万通とかで、「空前の数字」と言われていたのを、ジョージアがマネしたら、あっさりと1000万の大台を突破したのも、つい最近のことのような気がします。
そこへ、キリンが「ファイア」を投入して、新たな味覚戦争が始まった。
スティービー・ワンダーという超大物歌手に曲まで作らせた意義は、CM業界としては確かに大きかったけど、曲だけで缶コーヒーは売れないと思います。
プロダクトがしっかりしていたからこそ、ヒット商品となったのでしょう。
その後、キムタクの起用もあり、安定した市場となったかと思ったら、ここに来て、オジサン3人を起用。
これ、プロダクトのパワーが限界に近づいているのではないですかね。
CMに、このような「豪華メンバー」を起用するのは、商品自の差別化ができにくくなっている時だと思います。
かつての「キリンラガーの勝新太郎一家」(90年)しかり、アサヒビールのスーパードライ発売前夜、「コクキレビールでのジャンボ尾崎・青木功起用」(86年)しかりです。
タレントのパワーに頼るだけでなく、それを2人、3人と起用せざるを得ないほど、プロダクトそのもののパワーが落ちている。
そういう時に、この手の「豪華メンバーCM」を作ってしまうのではないでしょうか?
だからといって、缶コーヒー各社が「ダメなことをしている」ということではなく、「そろそろ缶コーヒー界に革命的商品が生まれるかも?」ということを期待して待ちたいですね。
2.これでいいのかゴールドブレンド
コーヒーつながりで、ネスカフェのゴールドブレンドにいきましょう。
ネスカフェ「ゴールドブレンド」といえば、「違いの分かる男」。
私の子供の頃から、コーヒーを飲んだことはなくても、「遠藤周作狐狸庵先生、違いの分かる男」という刷り込みは、相当なされてきました。
その後、これから活躍しそうな若手シリーズになったりして、「違いの分かる男」の印象はだいぶ薄れてきた気がします。
錦織健とか、野村萬斎あたりが起用されてましたっけね。
長寿商品の代表ともいえるゴールドブレンドが、パッケージの変更とともに、味も変わったようで、そのCMがこちら。
唐沢寿明を起用してきました。
彼の起用は、問題ないと思います。
トレンディ俳優っぽい印象がありますが、意外なほど「役者魂」も持っているようですし、タレントの「格」としては、ゴールドブレンドのイメージに相応なところはあります。
でも、このCM、「軽い」ですよね。
「香りに驚きます」などのテロップが入って、疑いながらもゴールドブレンドでいれたコーヒーを飲む唐沢が発する一言、「あ、びっくり」…。
唐沢のいいところは、軽さもありながら、(実は)重たい演技もできるところのはず。
今回のCMでは、その「軽さ」ばかりで、これまでゴールドブレンドが培ってきたものと、相反するようのではないでしょうか。
もちろん、唐沢が悪いのではなく、このようなコンセプトのCMを作った宣伝部なり、広告代理店が悪いんですけど…。
ちょっと、ガッカリです。
でも、私が家で飲むのは、必ず「ゴールドブレンド」。
「ブレンディ」にスイッチするほどのショックではありません。
買ってきて、初めて蓋を開けた時の、「あの香り」は、やっぱりゴールドブレンドならではですし。
私にとって、ゴールドブレンドのプロダクトパワーは、全く落ちていませんから。
3.ちょっと気持ち悪いCM
今度は「香り」つながりで、JTのCM。
これを初めて見た時、私はてっきり、「IBM」あたりの外資系コンピュータ企業のCMだと思いました。
「よい香りといやなニオイでできている」
「ニオイをサイエンスする」
このコンセプトは理解できます。
ついこの間も、国内の6工場の閉鎖が決まったばかりで、JTが「タバコ」で生きていくのは、もはや苦しい。
では、JTが「タバコ」で培ってきて、今後も使えるコンピタンスは何かというと、「香り(≒ニオイ)に対する研究」ということなのでしょう。
昔読んだ本に、JTには、そのタバコの葉が、どこの国の、どこの地方で生産されたものか分かる…、などというレベルではなく、どこの木の、木のどの部分で生育したものなのかまで分かる人がいる、と書いてありました(本当らしいです)。
ですから、「香り」についての分析・研究は、おそらく世界有数のレベルにあるのでしょう。
だから、JTが、今後生き残るためにも、「香り」を科学しますということを宣言したんですね。
でも、その表現が、このCMなのかな…。
だいたい、気持ち悪くないですか、この伸びる鼻。
不快な印象というより、気持ち悪いです。
どこの会社か忘れましたが、ワキガ対策用スプレーで、やはり香りの研究をしている外人女性が出るCMがありました。
脇に鼻を近づけて、ぴくぴくさせるCM。
(何でしたっけね…。Agとかパッケージに書いてある商品)
あの感じだったら、分かります。
普通の人間だけど、ニオイに対する感度が非常に高い人がいて、その人が開発に携わっているというイメージ。
でも、JTのCMは、ちょっと(かなり?)奇怪な人間が集まって、どこかおどろおどろしい研究をしているというイメージになります。
「香り」って、いい言葉なんだから、もっと明るく、楽しいイメージのCMにすればよかったのにと思います。
4.暗い感じのCM
「暗い」つながりで、こちらのCMを。
愛知県で行われる「万博」のCMです。
これも、画面の印象が暗いですよね。
子供が、暗い海を、(妙に?)ニコニコしながら走っている。
夢に出てきそうな気がします。
最後に出てくる「愛・地球博」という言葉と、その脇に小さくいるキャラクターが、全く活きていませんね。
「人生一度は万博だ」というキャッチも、少し変。
たしかに、70年の大阪万博は、「人生一度は…」という気持ちがあったはずです。
私は、当時小学1年生だったため、行くことはできませんでした。
少し年上の従兄弟が、行くことができて、ものすご〜く羨ましく思ったことを覚えています。
「月の石」とかね、見たかったです。
じゃあ今、「万博」を見に行きたいかというと、確かに少しは見に行ってみたいと思う。
でも、「人生一度は!」というほど、貴重な体験ではないでしょう。
「万博」と「ディズニーシー」と比べてみても、万博の優位性は「時期限定性」くらいしかないはず。
30年前の高度成長中の日本と、情報が溢れきった21世紀初頭の今では、博覧会に対する動機が全く違うはずです。
たぶん、この「人生一度は」というコンセプトは、グルインか何かで、大阪万博に行った気持ちについて、誰かが発言したものを、そのまま使い回したという気がします。
もしくは、当時を知っているクリエイターの、万博に対する思い入れが強く出過ぎたか。
環境問題とか、様々なトラブルを抱える愛知万博。
大丈夫なんでしょうか。
でも、この愛知万博。
来年でもなく、再来年ですよ。
2005年。
再来年のチケットを今から買おうと思う人、どれだけいるのかな…。
しかも、たった20%しかまけてくれないチケットを…。
※次週に続きます…