TMtown TOPへ  自称日本一の更新頻度「東京ユビキタス放浪記」



No.152

冷夏に思う
2003.8.19
by Y.Tomizawa

「お盆明けからは、連日30度の予想です」なんて、天気予報では言っていたけど、月曜日も涼しかったです。
火曜日も結局涼しいみたいで、全くもう今年の夏は、夏じゃなかったですね。

この前の「冷夏」がちょうど10年前。
私もよく覚えています。
というのも、上の子供が7月に生まれて、実家で過ごしていたんだけど、「暑いとアセモが大変」と話していたら、アセモどころか、コタツを出そうかというくらいの涼しさでした。

「夏はどこへ行ってしまったの?」という声もありますけれど、たまにはいいんじゃないでしょうかね。
夏にしか稼ぐことができない仕事の人は、大変でしょうけど。

今年みたいな気候だと、すっかり忘れていると思うんですけど、ここ数年は、「普通の夏」でも、「エアコンの室外機」のせいか、猛烈に暑いんですよね。
特に都心は。
どこまで因果関係があるのか分からないけど、やたらと夕立も多かったし。

9月に入っても、暑いのは当たり前で、10月上旬でもまだ暑いくらい。
そう、ここ数年、「秋が無くなっていた」んですよ。
その証拠に、「秋季限定商品」がサッパリ売れなくなってしまいました。
「キリン秋味」とか。

「春→初夏→酷夏→冬」というのが、ここ数年実感した季節。
今年は「春→初夏→秋→冬」なんですかねぇ…。
もしかしたら、日本の「四季」はなくなってしまって、「三季」になってしまったのでは?
いや、冗談でなく、「3.5季」くらいにはなっていると思いますヨ。
もっとも、最近は食事も何も、季節感もあったもんじゃないから、どっちみちカンケーないのかな。


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この前取り上げた、民主党の菅さんが、「エステ」に行ったそうです。
何でも、党の若手から、「党首が二日酔いの顔でテレビにでて、候補者が落選したら責任をとれるのか?」と詰め寄られたそう。

菅さんのイメージの最大の欠点は、何となくいつも「かったるそう」にしていて、いつも「プリプリ怒っている」ところ。
長年彼を見つめてきた人の、彼に対するイメージが、一朝一夕で変わるとも思えませんが、小泉サンに気を取られていた人には、清新なイメージに映るのかしらん?

というより、これに対して小泉サンはどんな戦略に出るのやら。
あのワイシャツの袖を捲って、「働き盛りの男」っていう感じのイメージを出し続けるのかな。
だったら、菅さんの「清新なイメージ」も注意が必要。
「お上品なイメージ」と取られたら、鳩山さんの二の舞だから。
「お高くとまっている」になってしまうからね。

この秋の政治日程を、まだよく把握していないんですけど、こりゃ女性週刊誌だけじゃなくって、ワイドショーのネタもチェックしておかなければならないかも。


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前回取り上げた「余裕か無駄か」の議論について、少し補足。

7月の日経MJに出ていましたけど、スタバの社員やアルバイトの有志が、「グリーンチーム」という組織を自主的に作って、店舗周辺の清掃活動やボランティアなどをしているそうです。
これは、アメリカにもない、日本独自の活動とのこと。

素晴らしいじゃないですか。
たぶんスタバにとって、今が一番苦しい時のはず。
なのに、こういう「見返りを求めない行動」ができることこそ、最高の「余裕」なのでは。

余裕がある時に、余裕のあることをしても、それは普通。
金持ちがボランティア活動にいそしむのは、ノブレス・オブリージェの観点からも当たり前でしょう。
自分が苦しい時こそ、他人にやさしくする。
なかなかできないことです。

ファーストフード店などは、元来アルバイトが多いはずだから、「地域密着」といっても、所詮は短期にならざるをえない。
だから、「どこまでできるの?」と思うのは、目が曇りかけた大人の考え。
自分の学生時代を振り返っても、楽しいバイトというのは、長短関係なかったですから。

スタバに惚れてバイトをすることになったのなら、ほんのわずかな期間でも、その店に愛着を持っているはず。
そしてその愛着を、店に対してだけではなく、その地域にも広げていく。
ともすれば、店の中だけのサービスに終始してしまいがちの、ファーストフード店の運営に、新しい方向性を見出すのかも知れません。

「見返りを求めない活動」にしても、こういう地道な活動を、見ている人は見ているもの。
これをずっと続けられるのなら、スタバの業績もジワジワ復活してくることでしょう。
投資家も、短期の収益ばかり気にしないで、時にはこういうところも着目しないといけないのかもしれませんね。
企業の「足腰」に関わる部分を。


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うちの近所の「東急ストア」が24時間営業になりました。

近くには、ヨーカドー、マルエツ、地場の零細スーパーがあって、ここのところずっと営業時間延長合戦(?)をしていました。
で、ついに東急が終夜営業に踏み切ってしまったと。

深夜の時間帯には、何でも肉や魚(の売れ残り?)が5割引になることもあるそうだから、うまく買い物をすれば、結構おいしいのかも。

で、先週仕事帰りの22時頃、買い物をしたんですけど、レジの店員が学生らしきバイト君でした。
髪の毛がボサボサで、「食品スーパーとして、その身だしなみはどうよ?」って気もしたんですけど、レジの処理自体は全く問題なし。
クレジットカードで払ったのに、その処理も普通にクリア。
「なかなかやるじゃん」、そう思ってました。

その時ふと思ったんですけど、ここの東急ストアにとって、新たなマネジメントが必要になったくるなと。
つまり、それまでの東急ストアは、パート・アルバイトは中年くらいの女性が中心だった。
いわゆる「パートのおばちゃん」ですな。

そこに、こういう「コンビニでバイトをしそうなお兄ちゃん」たちが流れ込んでくる。
店長も、これまで手練手管で、パートのおばちゃんたちを動かしていたマネジメントだけではなく、学生の野郎どもを動かす術も覚えなくてはならない。
営業時間は、10時から23時までの13時間営業から、事実上倍になったけど、店長のマネジメントは、倍以上、いや3倍から4倍くらいの苦労を強いられるのでは…。

流通業の店長の給料は、もっと上げてあげないといけないかも。
国民からカネを借りている金融機関の人たちよりね。


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ところで、こういう「スーパー」が24時間営業するのって、どうなんでしょう?
この前行った、長野県飯田市の「サティ」は、食品売場のみ23時までの営業でした。
GMSとSMの違いはあるにせよ、どこも生き残るために必死です。

ちなみに、渋谷の東急ハンズは、8月の最終週は夜9時まで営業とのこと。
これって、もしや「子供の夏休みの宿題対策」?
慌てて夏休みの工作などを作らなければいけない人(とその親)向けに、少しでも営業時間を延長する…と。

もちろん、欲しいものが、いつでも手に入ることはありがたいこと。
便利になることを拒む理由は、そうありません。
でもその代わりに、何か大事なモノを失っている気がしてしょうがありません。
これだけコンビニができて、今さらという感じなんですけど…。
「あれ? 深夜に肉や野菜が買えることって、そんなに嬉しいんだっけ?」という感じ。

我々が便利さと引き換えに失っているものは、まずは「我慢」じゃないかと思うんですよね。
明日になれば手に入るモノを、明日まで我慢できない性分になっちゃってる。

これは当然、消費者にだけ責任があるのではない。
企業は企業で、「お客様に我慢を強いることは悪」となってきているもんだから、あの手この手のサービス合戦が過熱する。
生き残りに必死な業界であれば、なおさらのこと体力勝負になってくる。
もはや泥仕合です。
若者の犯罪が増加しているのも、何も「テレビゲーム」だけに責任があるのではなく、何もかも便利になりすぎた社会そのものに責任があるのでは。

我々がもう一つ失っているもの、それは「計画性」でしょう。

昔だったら、家族旅行で、「あれは持った、これも持った」と確認したはず。
それが今は、「ま、どっちみち向こうで買えばいいんだから」となる。
もちろん衣服くらいは確認しますけどね。
パンツの枚数とか。

私が先週行っていた、長野県売木村のオートキャンプ場には、今年管理事務所の売店に「キャンプグッズ」が売ってました。
ペグとか、ロープとかね。
ところで、これって現地で買うもの?

無計画になることと引き換えに近づいてくるのは「リスク」。
「夏休みの宿題」のリスクだったら、先生に怒られるくらいで済むけど、キャンプの最大のリスクは「死」ですからね。
夜中に買い物をすることのリスクも、案外そんなものと隣り合わせなのかもしれません。

たまにテレビで流れるヨーロッパの田舎の風景に、何となく憧れるてしまうのは、私だけなのでしょうか?