TMtown TOPへ  自称日本一の更新頻度「東京ユビキタス放浪記」



No.150

風が変わる時
2003.8.5
by Y.Tomizawa

コラムを2回お休みしている間にも、色々なことが起きました。
なかでも、最も関心を持ったのが、「民主党と自由党の合併」。
実現したんですね。
まあ、マーケティングのネタではありませんが、「揺れる人の気持ちが垣間見える」ことを考えれば、十分マーケティングの研究の対象になります。


個人的には、せっかく期待した小泉サンが、あの体たらくで、日本の政治には、もう絶望感以外の何ものも感じなくなってしまっていました。
あれだけ大騒ぎした道路公団の問題だって、うやむやになりそうだった。
「財務諸表」の問題が顕在化しなければ、結局「大山鳴動鼠ゼロ匹」になりそうだった。

4日付日経朝刊によれば、首相に向いていると思う人は、小泉さんが46%、菅さんが30%とあった。
「まだ16%も差がある」と思った方は早計。

麻雀をやられる方は、よく理解できると思いますが(爆)、「直に取れば、差の半額でいい」んです。
つまり、この調査結果からは、小泉支持者を8%寝返らせれば、菅さんはタイに持ち込むことができる。
10%寝返ったら、勝利です。
10%くらいだったら、寝返りそうな感じがしませんか?


いや、国民投票だったら、いざ知らず。
ゴリゴリの「私利私欲」の塊の人達が決めるんだから、ことはそう簡単ではありません。
でも、今回、私が少し期待を持ったのは、「私欲を捨てた政治家」がようやく現れてくれたこと。
まさか、その人が小沢一郎だったのが、少なからず驚きでしたが…。

今の日本の政治を変えるには、これしかなかったはずです。
「政治家が私欲を捨てる」。
自民党の「反小泉派」(というの?)は、テレビに映るイメージは「私欲派」ですね。
小泉サンは、「無欲派」と言いたいところだけど、最近は単なる「わがまま派」に成り下がった感じ。
自分の思い通りになかなかならなくて、駄々をこねてるだけの子供に見えます。
小泉サンの人気の源泉は、「無欲」なところにあったことを忘れてしまったのでしょうか。

もし、野党が本気で政権を取りたいのなら、「無欲派」のイメージを形成するしかないはず。
小泉サンが迷走している今は、絶好のチャンス。
そんな機を見るに敏だった小沢さんはさすが。
「党が無くなってもかまわない」というのだから。
もっとも、ここまできて、まだ私欲に凝り固まっているのだったら、それはそれで「何を考えているの?」と言いたいところだけど、


「風が変わる時」は、見えそうで見えない。
何も起こっていないようにしか見えないから。


「嫌煙」ムードは、すっかり「禁煙」ムードになっています。
もう「喫煙」する人の意見は、いくら大声で叫んでも、聞き入れられないでしょう。

はっきり言いまして、昔の喫煙マナーもひどかったと思います。
駅で吸うとか、吸わないの問題ではなく、かつては、電車が来るまで一服して、電車が入ってきたら、線路に吸い殻を投げ捨てるの当たり前でしたよね。
ええ、もちろん私もやってました。(^-^;)
いつの間に、こうなっちゃったんでしょう?

もはや誰もなくなることが想像できないのがコンビニエンスストア。
でも、私の学生時代、20年前には、まだそんなにありませんでした。
あるにはあったけど、「夜11時で閉まる」ところが多かった。
たまに24時間営業の店を発見するだと、「おー、すげぇ…」なんて。

「コンビニが、若者の暴走の温床となっている?」
たしかにそうかもしれません。
コンビニが、子供の夜間外出を助長した面は、否定しようがないでしょう。
冷静に考えれば、そんなにアセって買う必要があるものなんて、ないですもんね。
でも今さらやめられます?
コンビニを当たり前って思うようになったのは、いつ頃からなんでしょう?


今は、何年かに一度の大きな転機なのではと思います。
後から考えて、「どうしてこうなったんだろう」という発端となりそうな時期。

2003年8月5日の時点では、まだ野党が政権を取れるとは、誰も本気で思っていない。
「まだ何か足りない」、みんなそう思っているはず。
だから、自民党の反小泉派も、全然相手にしていない様子。
ハナからね。

でも、ちょっとしたことで変わる可能性は十分にあります。
何しろ10%動くだけで変わる可能性があるんだから。
今回は、私もその「転換点」をじっくり見極めたいと思います。

「青島都知事」は、新聞の調査から、なし崩し的に当選したと思われていた。
確かに、あの時(95年?)は、そんな空気もあった。
当時は、官僚出身の自民党候補だけではなく、マスコミでも著名な経営コンサルタントや、元県知事や、多彩な候補が出ていた。
でも、「何もしなかった青島」にみんな負けた。
自宅に籠もって本を読んでいただけの人を、都民は知事にした。
不思議です、あの時の都民感情。

今回はどうなるんでしょう。
直接選挙じゃないだけ、その判断するポイントはビミョーなはずなんですけど、今回は意外と単純なところにあるのかも。
それは、(小泉さんより)「女性に人気がない」とされる菅さんが、どのように女性からの人気を獲得していくか。
これしかないでしょう。

まあ、一般女性の人気を勝ち得ただけでは、「菅首相」は成立しないんですけど、とりあえず今回はそこまでもってくれば、政治的にはいいんでしょう。
で、次回を待てばいいと思っているはず(小沢さんは…)。


でも、ひょっとしたら、次回を待たずに…?
そんなことありえない?

いやいや、ありえないことはないかも知れませんよ。
私が思うに、その最終的なカギを握っているのは、何だかんだいって、「女性週刊誌が菅さんをどのように書くか」だと思っているんですけどね。
どうでしょう?

「女性自身」「週刊女性」が決める日本の運命。
違いますか?