TMtown TOPへ 自称日本一の更新頻度「東京ユビキタス放浪記」

キリンビバの午後ティーのCM、懲りずにまだ続けるんですねぇ。
何でも、「日本在住のジャズシンガーに即興で歌ってもらった」らしいけど、まあそんな言い訳は無用でしょ。
素直に「似てます」と認めればいいのにキリンも。
「口どけ生茶」の一件以来、自ら「ツキ」を遠ざけているようなことをしている気がします。
だいたい、いくら「あやや」が可愛いからって、あの「汗」はイカンです。
真の「汗かき人間」は、あんな風に汗をかきません(断言)。
顔にあんなに汗をかいているときには、体中は大変なことになっています。
私が、あんな風に顔に汗をかいていたら、浴衣は全身びしょ濡れ状態になるはずです。(--;)
頭髪もね。
「お前は、そのまま風呂にでも入ってきたんか?」と言われそうなくらいの状態になります…。
それに、顔に汗をかくときには、顔面というよりも、髪の生え際を中心に汗をかくもの。
あと、首筋ね…。(--;)
いかにもメイクさんが、霧吹きでシュッシュッってやったのが見え見えで、個人的には「いかがなものか…」と思いながら、あのCMを見てます。
「でもあややが、こんなに汗をかくことなんて、ないんだろうな〜」とも思いつつ。
という戯れ言はさておいて、今回は「プチ健康商品」をあれこれ買い込んで、試してみました。
いずれもコンビニで買ったものです。
コンビニでサプリメントが売られるようになり、「健康市場」はますます活性化している。
トイレタリーの花王が、「健康エコナ」の成功から派生して、マヨネーズに進出したかと思えば、今度は「緑茶」にも進出。
通常のPET緑茶よりも50円前後高い値段なのに、そこそこ売れているそうだから、花王もいい製品を作りますね。
サプリメントだと、やっぱりクスリっぽくて、たしかに健康にはなるんだろうけど、一方で「身体にとって、本当にこれでいいのか?」という気にもさせられます。
そんなことからか、その「すぐ隣の市場」ともいうべき、「健康商品」が増えてきています。
それも、いかにもコンビニライクな商品が。
花王のヘルシアのように、特定保健用食品の認可を取るほどでもないけど、日本人の微妙な琴線に触れる商品が、実はかなりあることに気づきました。
今回は、それらをいくつかご紹介したいと思います。
1.梅
日本人が「健康を感じる食品」として、おそらくトップに来るであろう「梅」。
「1日1個の梅干しで、夏バテ知らず」なんてキャッチが、あちこちの雑誌で、しばしば見かけられます。
梅に関する商品も地道に増えています。
その最たるものが、これでしょうか。
カンロの「海苔と梅のはさみ焼き」です。
電車の車内広告で、結構前から見かけて、気になっていました。
どんなもんなんだろうと思って。
よく見てみると、販売者は「カンロ株式会社」ですが、製造者は「山本海苔店」です。
ともに伝統ある両社のコラボ商品だったんですね。
特に「山本海苔店」は創業が1849年。
東京は日本橋の有名な海苔屋です。
「梅」のマークの缶を、皆さんも一度や二度は見たことがあるでしょう。
それが、食品メーカーとコラボ商品を作るとは…。
時代は変わったものです。
しかも、この商品との組み合わせが、また絶妙。
山本海苔店には「梅」マークはついているけれど、海苔に「梅風味」がついているわけではありません。
でも、「海苔に梅」といったら、もう山本海苔店以外に組み合わせは考えられない。
「ブランド資産」の有効活用として、これ以上の例も、そうそう見あたらないのではないでしょうか。
さて、これを食べてみたんですが、開けてみると、思いのほか「小さい」。
自分の中では、「いつもの焼き海苔サイズ」と勝手に思っていたので、少し残念な感じ。
よくよく商品パッケージを見ると、「実物大」と書いてあったりして。
たぶん、これ以上大きくすると、配送時に割れてしまい、商品の体をなさないのでしょう。
中の梅は、当然フリーズドライですが、味はまあまあ。
「梅っぽさ」が感じられるし、脳に刺激が与えられて、眠気覚ましにもいいかも。
「海の恵みのヘルシーおやつ」と書いてあるとおり、これからのおやつはヘルシーさも大切な要素と、改めて感じます。
今コンビニにある「梅製品」は、もちろんこれだけではありません。
沖縄発の「スッパイマン」もあります。
ただ、ここでは「実物」にこだわってみました。
どちらも「カリカリ」という梅ならではの食感をネーミングにしてます。
左は前記「海苔と梅」と同じカンロの製品。
右はミナト製薬という製薬会社の製品です。
カンロのは無着色で、素材のおいしさを追求している。
ミナトの方は着色だけど、パッケージ前面に「梅酢漬」と書いて、健康感をアップさせている。
とはいえ、カンロの方も、もちろん「酢」は使用しているんですが…。
「梅干し」が健康にいいことは、日本人ならおそらく誰でも知っている。
ただ、それをおやつとして食べる習慣は、ほとんどない。
なら、「そのまま食べましょう」ということなのでしょう。
梅干しを作るよりも手間はかからないから、メーカーのメリットはある。
しかも、大粒の梅を使っていて、微妙な「お得感」もあって、「一度くらい食べてみようか」という気にさせる商品でしょう。
でも、高血圧派の私は、ほどほどにしないと塩分の摂りすぎになっちゃうんですけど。
2.韃靼そば
何と読むか、ご存じでしょうか?
「だったん(そば)」です。
今、密かにマイブームとなっています。
商品はこちら。
事務所の近所のライフでも、目玉商品になっていましたし、自宅近くの東急ストアでは、そばコーナーと、健康コーナー(?)の2カ所に置かれていました。
実は密かにブームになりつつあるのでは、と思っています。
皆さんのご近所ではいかがでしょうか?
この「そば」は、美容や健康によいとされる「ルチン」が、通常のそばの100倍入っているそうです。
この「100倍」という数字が、いかにも大きすぎて、逆に信用できないという感じもありますが、本当らしいです。
そばのゆで汁が黄色いのが、最初は抵抗があるかもしれませんが、結構おいしいです。
普通のそばよりも、むしろおいしいかも。
特に「そば湯」がおいしい。
最近は、そば湯が取れないそばもありますからね。
私も少しは血圧を安定させなければいけないので、この「韃靼そば」を買い込んで、せっせと食べているというわけです。
で、コンビニで偶然見つけたこの飲み物。
もちろん右側の商品です。
こんな商品も出ていたんですね。
コーヒークリームの「スジャータ」で有名な、「めいらく」が発売していました。
隣は、最近はブームから、安定期に入ったと思われる「豆乳」ですが、これと並んで置かれていました。
コンビニのチルドコーナーにも、「健康コーナー」があるんですね。
この「ルチン韃靼そば茶」は、かなり大胆な色使いのパッケージ。
商品が混然と並んでいるコンビニの棚でも、かなり目立ちます。
花王の「ヘルシア」や、ヤクルトの「蕃爽麗茶」のように特定保健用食品でないのが、玉に瑕ですが、「韃靼そば」自体が注目されつつある今、もう少し売れてもおかしくないでしょう。
ただ、この「ルチン韃靼そば茶」、パッケージの横の部分がいただけません。
「中国南西部で〜」との説明書きの横にいる女の子らしきイラスト。
これ、中国の女の子に見えますかね?
だいたい、手に持っているのはミルクポットじゃないの。
もしや「スジャータ」で使ったイラストを、そのまま流用しているのでは…。
「中国で〜」と書くなら、もう少し「中国っぽいイラスト」が必要でしょう。
これじゃ、中南米あたりという感じがします。
もっと売る気があるなら、こういう細部もこだわって欲しいところです。
3.炭
事務所近くのコンビニは、ampm、ファミマ、ローソンの3店。
この3店を巡ってみて、唯一「香り」関連の製品が置いてあったのがampm。
化粧品が置いてあるのは、どこのコンビニでも、もはや当然になりましたが、「香り」製品なんて、どれだけ売れるのと思いつつ、試しに買ってみました。
といっても、「備長炭」なんですが…。
スーパーのレジ横などに、「ご飯がおいしくなります」という感じで置かれるようになったのは、いつ頃からでしょうか。
私も、水道水をポットに入れて、それに「炭」を入れて飲むようにしていますが、確かに「おいしい」。
雑味がなくなる感じがして、まろやかになります。
その他、「炭」の効用としては、「ご飯がおいしく炊ける」「脱臭効果」「遠赤外線効果」などなど、まるで魔法のような感じがします。
ただ、その効用から分かるように、商品としての「炭」は、ターゲットが主婦。
家事をしない輩には、ほとんど関係ない商品だったといってよいでしょう。
それがampm1店だけとはいえ、コンビニでも売られるようになった。
何か、新しい時代が、知らないうちに自分のすぐそばを通り過ぎているような感じがしてきます。
この備長炭、その効用を見ると、相変わらず「炊飯用」「天ぷらに」「飲料水の浄化」とおきまりのことが書いてありますが、最後の1文が気になりました。
「お部屋で…空気を清浄にし、気分を和らげ」
これは分かります。
でも、
「OA機器などの電磁波を遮蔽してくれます」
これは本当なんでしょうか?
炭の無数の穴は、電磁波まで遮ってしまうほど、強力なパワーを持っているのでしょうか。
もちろん、ウソを書くとも思えません。
ただ、「にわかに信用できない」と思われてしまうことは、PRが難しいですね。
それこそ「あるある大事典」や「思いっきりテレビ」で検証してくれれば、一発でそんな問題も解消されるのでしょうけど…。
もっとも、こんな「効用」があることも分かったからこそ、ampmでも取り扱うようになったのでしょう。
4.微妙な健康意識
炭が本当に、電磁波を遮蔽してくれるかは別としても、元々「炭」は、日本人の身近なところにたくさんあった。
我が家の風呂も、小学校2年までは「薪」でした。
だから「炭」は当たり前のようにあった。
でも、ご飯を炊くのにも、水道水をおいしくするためにも使わなかった。
ご飯は、そのままでおいしいと思っていたし、水道水だって、普通にガブガブ飲んでいた。
梅干しだって、昔はもっと食べていた気がします。
毎朝食卓に、梅干しの入った容器が置いてありました。
1日1個、必ず食べたわけではないけど、おかずが足りない時には、食べていた。
そもそも、「おにぎり」の具は「梅干し」がメインで、「鮭」や「たらこ」は稀だったようにも思います。
「携帯食」としての「おにぎり」に、防腐作用のある梅干しは、最適の具材です。
そばは、毎日食べていたわけではないけど、特別な食べ物とは思っていなかった。
自分の親も、たぶん特別なものとは思っていなかったと思います。
そばの消費量が多い長野県は、長寿の県と言われている。
それが伝播して、いつの間にか「健康のために、1日1食そばを食べましょう」とまで言われている。
今の時代、情報が氾濫して、仕事や勉強にイライラして、肉体的にも、精神的にも、みんな疲弊しきっている。
「今の状態がいつまで続くの?」と、みんな思っている。
それが「不景気」に対することだけではなく、「仕事漬けの日々」に対して思う人もいる。
「スローフード」なんて、絵に描いた餅と思っている人は、少なくないはず。
24時間営業なのは、コンビニだけではないんです。
ホワイトカラーに、不眠不休で働いている人は大勢います。
そんな人が多くなってきているから、こういう健康商品が次々と出てくるのでしょう。
でも、健康は一朝一夕にならない。
毎日続けなければならない。
死に筋は、すぐ定番カットとなるコンビニで、これらの商品をいつまで置いてくれることやら。
経営効率ばかり追いかける業態は、「健康商品」は本来扱うべきではないでしょう。
きっとどこかで自己撞着に陥ります。
コンビニ、ファミレス、ファーストフード。
日本人は「便利さ」と引き替えに、自らの「健康」を差し出してきた。
やむを得ないことでしょう。
今の健康商品は、仕事に疲れた人々が、自らを癒すだけの一過性のものなのか。
それとも、新しい健康観を作り出そうと、どこかで本能的に動いているのか。
どちらなのでしょう?
この結果は、2年や3年で分からないところが問題です。
10年以上先になって、ようやく「あの時、ああしていれば…」としかいえないところが怖い。
コンビニが、POSだけに囚われて、目先の収益を優先するあまり、日本人の健康まで奪ってしまわないことを祈るばかりです。