No.133

マーケティングのプロ
2002.10.28
by Y.Tomizawa


最初は、極めて軽い気持ちで始めたコラム。
自分が思いついたことを、書き留めていこうと思って始めました。

でも、ダラダラやっていたせいもあって、半年くらいしか続きませんでした。
そこから7ヶ月くらい休んで、2001年の元旦を機に、「ミレニアム」ということもあって、「今度はマジメにやろう」と決意。

その復活号から数えて、前号で、ちょうど100号でした。
(メルマガとしては70号くらいですが)

これだけやってきても、「マーケティング」とは何であるのか、よく分かっていません。
むしろ、ますます深みにはまるばかり(^-^;)。



たまに、読者の方からのメールで、「自分は、マーケティングはシロウトなので、よく分かりませんが…」という枕詞のついた文章をいただくときがあります。
おそらく、遠慮気味に書かれたためなのでしょうが、「マーケティングのシロウト」って何でしょうか?

マーケティングの理論を、勉強したことがない、本をあまり読んだことがない方が、自信なさげに、「シロウト」と言われているのだと思います。
しかし、マーケティングの理論を知っている人だからといって、「必ず」ヒット商品を作れるわけではないのも、また事実。
理論を知っていればいいのだったら、マーケティングの学者は、ヒット商品を連発しているはずでしょう。

でも、実態はそうじゃない。
だいたい学者が、ヒット商品を作り上げた事例など、探す方が難しい(これは、日本の産学交流の少なさもあるのでしょうが)。
そして、一般企業のベテランマーケティング担当者でさえも、自信満々で商品を世に出す人など、いるわけがなく、ほぼ皆、不安と恐怖感の手探り状態であるのが事実。


マーケティングの理論というものは、あるヒット商品が産まれた時に、その商品にだけあった成功理論にすぎないということも、要因としてあると思います。

時代は、日々変化しているうえに、ドッグイヤー、マウスイヤーなどと言われるようになってきた現代で、あるヒット商品が産まれた状況と、完璧に同じ状況になることなど、到底ありえない。
だから、よく聞かされる「成功事例」とは、その会社、その商品の事例にすぎないわけです。


マーケティングの理論とは、静止した理論ではなく、常に動いている理論のはず。
だから、ある理論を、どんなに苦労して作り上げたとしても、作り上げた瞬間から、その理論は、すでに「過去の理論」になりつつある。
哀しいけれど、それが現実です。

その一方で、マーケティングの現場に携わる者は、自分の担当する商品の深みに嵌って、「平均の目」で見ることができなくなる。
「平均の目」とは、分かりやすく言い換えれば「ユーザー視点」。
自分も「消費者」であるはずなのに、いつの間にか、それを使う側の視点で見ることができなくなる。

理論も曖昧なものに思えるし、自信を持っている商品を作れる人もいない。
だから、高校生や大学生などの、「シロウトに商品開発をやらせる」などということが、罷り通るわけでもあります。


マーケティングのプロになるための試験や資格なんて、あるわけじゃない。
また、そんなものあっても、あまり意味がない。

自分が携わっている商品や、興味がある分野の商品について、「どうして売れているんだろう(売れないんだろう)」と考え始めた瞬間から、皆マーケティングの「プロ」なんだと思います。
そう、「何も考えていない人」が、唯一「シロウト」であって、それ以外の「考えている人(悩んでいる人)」は、すべて「プロフェッショナル」なんですよ。

だから、マーケティングのことを詳しく知りたいと思う方は、まず「自分もプロなんだ」と思うことです。
いつまでも、「シロウト」で逃げていては、何の成果も生まれません。

考え始めた瞬間から、あなたもプロ。
マーケティングとは、そういうものだと思います。


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さて、私の個人的事情から、とりあえず、年内いっぱいを目処に、本コラムを休刊させていただきます。

いいかげんな文章だと言われようが、分析が甘いんじゃないのと言われようが、曲がりなりにも「100号連続」で毎週毎週書いてきたわけですから、ここらで少しリフレッシュしようかなと思いまして。

辛いですよ〜、100号連続は。
正月だろうが、ゴールデンウィークだろうが、夏休みだろうが、風邪を引こうが、熱を出そうが、書き続ける。

前に、会社の後輩と「百日回峰行」というのをやりましたが、あれとはまた違った苦労があります。
あの時は、二人でやったし、後輩を激励するというような感じで、あっという間に過ぎた感じでしたが、このコラムは、完全に「孤独」ですから。
その意味では、比叡山の「千日回峰」に、より近いのかも知れません。

しかも、何のインセンティブがあるかというと、ほとんどナシ。(T-T)
メルマガの方に、いちおう広告が入ってますけど、広告収入なんて、今まで70号も出して、わずか「1000円くらい」ですよ(1万円じゃなく、本当に1千円です!)。
「オレは、何のために、これ書いているんだろう…」、そう思ったこともしばしば。
まあ、最終的には自分のためなんですけどね。


だから、たまにご感想をいただいて、しかもそれが「面白かったです」という内容だと、「あ〜、書いててよかった」と、心底思いました。
嬉しくなっちゃって、「もっといいのを書かなきゃ」と、それが唯一のインセンティブでした。
(いままで、ご感想をいただいた皆様、本当に感謝しております<(_ _)>)


その一方、毎号、ネタに苦しんでいたのも事実です。
「マンネリ」、そう思ってしまうこともありました。

だから、「ゴール」は、まだ先でもいいけれど、せめて「給水ポイント」は欲しいなと。
そういう感じで、少しお休みをいただければと思います。


実は、このお休みをいただいている間に、本の執筆をしたいなということもあります。
ちょっと集中して、年内に、一気に書いてしまいたいんで。
内容は…、前のよりも、もう少しマジメなヤツを…。(^-^;)

コラムをお休みしている間も、ホームページの「放浪記」などの、他の企画は、変わらずやっております。
http://www.tmtown.net/
私の日々の心の動きは、そちらで時々刻々観察できますので、よろしければご高覧くださいませ。


それでは皆様、しばらくの間、さようなら。(^―^)/~~



★★今回の内容は、いかがでしたでしょうか?★★
コメントなしでかまいませんので、是非お送りください。<(_ _)>

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